高齢者の生活・アドバイス

「老後の楽しみ」

 年をとると、体力も低下し小遣いも自由に使えず、外出も少なくなり楽しめることが減ってきます。テレビを見ても低俗で返って嘆かわしい感じになることが多いようです。
 しかし、人それぞれ必ず楽しめる方法がはずです。歌を歌ったり、お喋りをしたり、本を読んだり、絵を描いたり、昔の映画を観たり、あるいは猫と遊んだりする人もあります。
 一人で時間を過ごしにくい人はデイ・サービスを利用するのも良いことです。
 楽しみを忘れないように。


「人と話をする、そして笑う」

 年とともに生活範囲が狭くなり、用事も少なくなってきます。このため、気がつくと人と喋ったり会話することが少なくなり、自然と笑うことも少なくなってしまう人が多いようです。
 家の外へ出て知人と話をしたり、時には電話で会話を楽しむことも大切。あるいは介護保険を利用してデイサービスに参加し、他の人と交流することがよいでしょう。「楽しい会話と笑い」を忘れないように。


「好きなことをする努力」

 年をとると体力・気力ともに衰えてきます。しかし運動や活動は続けていくことが大切です。この時、嫌いなこと・イヤなことで努力しても続けることが難しくなります。できれば、今までやってきた楽しいこと・好きなことを中心に努力することが大切です。
 ゴルフの好きな人はゴルフ、碁・将棋の好きな人はそれを努力する。そうすれば効率良く脳が活性化します。


「転倒予防のために」

 足腰の筋力が低下すると、少しの段差でも、つまずいたり転倒したりします。その結果、骨折してしまうことがあります。足腰の筋力を維持しておくためには、普段の訓練が有効です。膝や股関節の周囲の筋力の維持が大切で、同時に腹筋の力の維持が必要です。このためには、ただ歩くだけではなく「しゃがんだり」、「立ったり座ったり」して足腰の筋肉を動かしておくことが大切です。


「ゆっくり歩く」

 年と共に足腰の骨や筋肉が弱ってきて、つまづいたり、よろけたりすることが多くなります。このことで、転倒・骨折に至る場合もあるので注意が必要です。
 普段から「ゆっくり」そして「しっかり足を出して地面を踏む」ということを心掛けて下さい。気持ちばかり焦っていると足元がしっかりしません。
 また、杖やシルバーカーの利用にも早めに慣れていくことが大切です。


「気温と湿度」

 日本は四季の変化がはっきりしている国です。冬には気温が低下するため、体が硬くなりやすく、関節の動きも鈍ってきます。また衣服も重ねて着るために動作が緩慢になり、高齢者は転倒することが多くなります。雪が降ったり道が凍ったりで滑ってしまうこともありますので注意が必要です。杖や支えるものを持ち、ゆっくり行動してください。
 また、家の内と外とで気温差が大きいため、戸外へ出ると血圧が急上昇したり、呼吸が乱れやすくなります。防寒衣服を身につけてください。また、入浴後に寒さを強く感じることがありますから、脱衣場の暖房も必要です。